能力が上がる反省の方法~「仕事ができる人」の特徴と考え方~
新しい仕事でも、要領よくそれを掴んで、こなしてしまえる人が居ます。
彼らは羨ましいなあと、周りから憧れの眼差しを向けられる事も多いです。
しかし、実はいくつかのシンプルな習慣や姿勢をものにしている人たちというだけに過ぎません。
では、どういう姿勢・習慣を身に付ければ、仕事が出来る人、覚えが早い人になるのか。
そのポイントを、3つに厳選しました。
この裏ブログでも、向上心が強いと評価する基準になっている考え方の一つです。
①仕事に集中している
前提として、
全く新しい仕事を説明なく、訓練も無しで出来る人はいません。
新しい仕事や作業に、今までの職業経験等を応用出来るケースも有りますが、
基本的には、スタートラインは同じです。
じゃあ、どこで差がつくのか。
それは、
仕事の習熟速度=時間(経験・機会)×質(集中度・意欲)
の結果の差である、と言えます。
これはどういうことでしょうか?
実は、勉強と全く同じです。
勉強の出来る人と言うのは、
①勉強時間をたくさんとっている
か、もしくは、
②要領を抑えて、効率よく勉強している
か、
あるいはそのどちらも兼ね備えた人ですね。
仕事についても同じで、
『時間』:その仕事に関わる時間・経験を重ねていく
これを重ねるだけでも、作業は安定し、さまざまなケースに対応する経験もつき、やがては"ベテラン”ということになっていきます。
これは、単純な作業時間と考えるべきでしょう。
では、同じ時間を過ごしているのに、仕事の覚えに差がでるのはどうしてなのでしょうか。
『質』:仕事に集中している
この『仕事に集中している』をもっと細かく言うと、このようになります。
・どうすればより効率よくこなせるのかを考えている。
・今手がけている作業の意味合いについて考えを巡らせている。
・積極的に攻めの姿勢で学ぼう・習得しようとし、仕事に携わる機会を求める。
この三点を意識することで、同じ時間を過ごしていても、
仕事の習熟速度は全然変わってきます。
裏ブログで扱う成功者は、この姿勢がしっかりしています。
例えば、接客・営業で言えば、
・どうすればより効率よくこなせるのかを考えている。
→「どうすればもっと分かりやすく商品の良さを説明できるだろう。結果の出ている、あの人の話し方を学ぼう」
・今手がけている作業の意味合いについて考えを巡らせている。
→「この商品説明にはどういう意味があるんだろう」
「この作業にはどういう意味があるんだろう」
・積極的に攻めの姿勢で学ぼう・習得しようとし、仕事に携わる機会を求める。
→「お客様が来た!仕事のチャンス!誰よりも早く私が対応しに行こう!」
これを自然と、当たり前のように意識できるようになれた時、抜きん出て仕事を覚えるのが早い人になることは間違いありません。
ちなみに、雑念が出ていると、この仕事の時間の質を著しく下げる事になります。
例えば、
・常に怒られるんじゃないかとビクビクしている
・早く仕事が終わらないかと帰りの時間ばかり気にしている
・家に帰ってから何を過ごすかということばかりを考えている
これでは、集中しているとはいえません。
こういう時は、できれば一度、休憩を挟んでも良いかもしれませんね。
やるときはビシっと集中し、メリハリを付けることが大切です。
謙虚で客観的
仕事が出来る人の特徴として、
ミスを分析し活用できる人である、
ということも忘れてはいけないポイントです。
一つのミスの事柄について、
「誰が悪いのか」
「私は悪く無い」
と真っ先に、否定的に考えてしまう人が多いのではないでしょうか。
そうではなく、
「なぜミスしたのか」
「誰がこのミスを防げたのか」
「次からどう防げばよいか」
これが、生産的・肯定的な思考です。
そのためには、自分の非を客観的に認めて、
素直にミスを受け止める謙虚さも必要となってきます。
メンツにこだわって自分の正当化をすることに力を注ぐのではなく、
未来により良い精度で仕事できるように、発想し習慣を切り替えること。
これができれば、ミスした経験を財産として、
自分の糧にすることが出来るようになります。
大いに失敗し、素直に学びましょう。
ミスしたらすぐに対策する&宣言する
そのミスについて、対策を検討したら直ぐに実行するというのがポイントです。
今までの作業のやり方を変える場合、あるいは作業を追加する場合、
めんどくさいとか、そこまでしないといけないんだろうか、等、
抵抗が生じる場合もあるでしょう。
自分の仕事のやり方でやってる間は居心地がいいものですから、
生温く安住してしまう心理は誰しも持つものです。
が、自分の仕事に責任を持つ人ならば、確実に対策を実行します。
その為に、自分を追い込む手段は、「宣言する」ということです。
例えば、自分のミスで関連する人に迷惑が及んだ場合。
「今回の件は私のミスです。次回以降、○○という対策をとって、再発を防ぎます」
という風に、
謝罪+対策の宣言
を合わせて行うようにすると、
「言った以上対策を実行しなければならない」という心理が働き、
次から同じミスをする確率はぐっと減ることになります。
また、もう一つ、思わぬ副産物があります。
それは、その姿勢を見た周囲の人は、あなたに対して信頼、
もしくは尊敬の念を抱くということです。
表面上の謝罪、社交辞令の謝罪が溢れる中で、
このように再発防止の対策も合わせて謝罪すると、誠実さ、誠意を感じさせます。
ちなみに、かつて私の知人が、謝罪+対策の宣言を行う人でした。
それは本当にちょっとした、そこまで重要ではないミスでしたが、
「今回の件は私のミスです。次回以降、○○という対策をとって、再発を防ぎます」
という姿勢を見た時、その潔さと仕事に対する責任感を感じ、
非常に尊敬を念を抱いた事があります。
「だから彼は、周りからこれだけ信頼されているんだな」
と思わせる対応でした。
虚勢を張り、メンツにこだわる人よりも、
よほど信頼と尊敬に値する人物であったと言えます。
逆に、対策の伴わない謝罪は社交辞令に過ぎません。
謝罪には、対策を付け加える。
これが、仕事の精度を上げる最短の方法であるといえるでしょう。
そして、それができる人物は、非常に長続きする成功を手に入れることができるでしょう。
仕事の覚えを早くするというこの3つの秘訣、いかがだったでしょうか。
周りの「出来る人」に当てはまる項目はありましたか?
出来るところから、少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。